FAX番号をそのまま変えずにインターネットFAXに移行する方法
インターネットFAXを導入する際、今まで使っていたFAX番号をそのまま変えずに使いたいケースもあるはずです。
特に長年その番号を使って営業してきた場合、番号を変えれば取引先への連絡や名刺の切り替えなど、面倒な対応が発生します。では、今までのFAX番号を変えずにインターネットFAXに移行することはできるのでしょうか?
大丈夫です。その方法は2つあります。
- 転送電話サービスを利用する
インターネットFAXでは、契約した業者から割り当られたFAX番号を使って送受信を行ないます。そのため基本的に以前の番号は使えません。でも、電話会社の転送電話サービスを利用すれば解決できます。転送サービスを使うと、以前の番号に送信されてきたFAXはインターネットFAXへと自動で転送されるのです。
転送電話サービスの利用料金として別途月額500円かかりますが、それをプラスしても従来型FAX機のランニングコストよりもインターネットFAXの方が安く収まるはずです(ご参考:インターネットFAXのランニングコストと初期費用について)。
- ナンバーポータビリティを利用する
ナンバーポータビリティはキャリアを変えても電話番号を引き継げるスマートフォンでもお馴染みの便利サービスですね。実はFAX番号でも同じことが可能なんです。
ただし、ナンバーポータビリティに対応しているインターネットFAX業者は少なく、当サイトでご提案している中ではToonesの秒速FAXのみ。また、NTT社のアナログ回線かISN回線で取得したFAX番号のみ対応可能という条件もあります。
ご利用には工事が必要なので、すぐには使えません。更に初期費用として8,980円かかります。そのかわり転送電話サービスと違い月額料金はないので、長期で運用するならナンバーポータビリティもありでしょう。
転送電話サービスはどのインターネットFAXにも適応できますが、支払いは毎月続きます。一方ナンバーポータビリティは対応業者が少なく初期費用もかかるものの、継続コストはありません。どちらを選ぶかは各業者の毎月のコストに加え、何年運用するかによって変わってきますよね。