インターネットFAXと従来型のFAX機を比較!その違いは?
これまでFAXサービスを利用するにはFAX機を使う選択肢しかありませんでした。でも今はFAX機不要のインターネットFAXという選択肢があります。ここでは従来型のFAX機とインターネットFAXを比較して、その違いを明らかにしていきます。
利便性が大きく違う!
まず、大きな違いは利便性。従来型のFAXサービスでは送受信に専用のFAX機が必要でした。言うまでもなく機器は大きくて重量もあり、電話の固定回線に接続しなければならないため、自由に持ち運んで使うことはできません。
外出中にFAXが届いても確認できませんし、出先から緊急で送信したくてもFAX機のある場所へ行かない限り送ることができません。
でも、インターネットFAXの場合はPCやスマートフォンなどのデジタル端末とインターネットにつながる環境があれば、いつどこにいてもFAXサービスを利用できます。
受信はFAX画像データが添付されたメールで届くので、どこでも端末で内容を閲覧できます。更に届いたFAXに対して送信もできます。特に営業職のように外出が多いお仕事に就いている方には大きなメリットになるはず。
また、FAX機は故障すると送受信ができませんが、インターネットFAXには故障そのものがあり得ません。仮に端末が故障しても別の端末からアクセスできるので、使えない状況が起こりにくいのです。
ただ、FAX機には送信の際のスキャン機能や受信の際の印刷機能が付いていますが、インターネットFAXにはありません。
紙媒体を送信したい時はスマホ等で撮影したデジタル画像データを送れば済みますが、どうしても事足りない場合には読み取ってデータ化するスキャナを用意する必要があります。また、ペーパーレス化できるのがインターネットFAXのメリットですが、受信したものを印刷するならプリンターが必要です。
コストが大きく違う!
FAX機の場合は初期費用として本体の購入代金(家庭用で2~3万円程度、業務用になると安くても5万円程度、普通は10万円以上)がかかります。リースなら購入代金は不要ですが、替わりに月額リース料がかかります。
リースのFAX機のランニングコストは月額リース料(利用する業者によりますが安くても5,000円程度)、通信の月額基本料金(NTTで約2,600円)、送信代(NTT回線の場合は市内8.925円/3分、市外31.5円/3分、県外84円/3分)、印刷する用紙代、インク代などがかかります。他にFAX機のメンテナンス代もかかりますね。
インターネットFAXと比較しやすくするために、月に送信150枚、受信150枚ペースの小規模な利用で考えると、1ヶ月当たり最低1万円以上のランニングコストがかかると考えていいと思います。
一方、インターネットFAXのコストを一番人気のeFAXを例に考えると、初期費用無料、その後は月額料金(年払いで1,000円/月、月払いで1,500円)、送信代(全国どこに送っても月150枚まで無料、以後1枚10円)、受信代(月150枚まで無料、以後1枚10円)。
既にPC、タブレット、スマートフォンなどのデジタル端末とネット接続環境があることが条件ですが、もし送信150枚以内、受信150枚以内ならFAX利用にかかるランニングコストは何と月額料金の1,000円~1,500円だけで収まってしまうのです。
もし送信枚数、受信枚数がそれぞれ150枚を超えても、FAX機と違い全国一律1枚10円ですから、やはり低料金で収まります。強いて言えば、どうしても印刷したい文書があるならプリンター代・用紙代・インク代がかかることぐらいでしょうか。
このようにインターネットFAXは従来のFAX機に比べて、時間や場所に縛られない点、低コストで利用できる点で大きなメリットがあります。当サイトでは特に人気のあるインターネットFAXのサービス内容を比較しているので参考にしていただければ幸いです。